司法裁判所型の制度の限界について

『違憲審査制』という憲法の審査制度があります。 
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『違憲審査制』とは、法令その他の処分(律に違反した者への処罰等)が憲法に違背していないか(憲法適合性)を審査し、公権的に判断する制度の事です。この法は西欧型の立憲主義憲法の下では憲法保障の中で最も重要な位置を占める付随的審査制(アメリカ型、司法裁判所型)と抽象的審査制(ドイツ型、憲法裁判所型)とに大別されます。

日本は司法裁判所型違憲審査制(付随的審査制)を採用していますが、この司法裁判所型違憲審査制には限界があります。

例えば、「抽象的審査制を採用している国」に国籍をおいている者が、「司法裁判型を採用してる国」で法に反する行為をしても、司法裁判所型を採用している国は自国の憲法(日本では憲法)に照らし合わせて、その違憲性を判断し、処分を下さなければなりません。

その為、相方(司法裁判所型違憲審査制を採用する国と憲法裁判所型審査制を採用する国)の間で法律が違えば、行った行為が同じでも、処分が違う、というような事が起こってくる訳です。

また、司法裁判所型の制度は、「法令の適用によって解決することが出来ない様な案件』については、違憲審査を行わずに却下するケースが多いのです。

この辺りが、『司法裁判所型の制度の限界』であると言えるでしょう。

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